K14GF(ゴールドフィルド)とは
ひと昔前まではほとんど見かけなかったK14GF。
元々欧米などではポピュラーな素材だったのですが、最近では日本でもすっかりお馴染みになりました。
GFとはGold filled(ゴールドフィルド)の略で、意味は“金張り”。
真鍮・銅・銀などの金属の周りに14金を圧着させていて、GP(金メッキ)よりも金層が厚く、熱と圧力をかけて貼り合わせてあるので通常の使用では剝がれてくる心配も少ないです。
またゴールドフィルドは、素材全体の重さの1/20以上を金層が占めることになっています。
刻印は主に次のとおり。
14KGF、K14GF、1/20 14K
一番よく見かけるのはK14GFですが、圧着させる金の種類によりK12GFやK18GFなどもあります。
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アレルギーについて
アレルギーについては、一般的にK14GFは出にくいと言われておりますが、芯に使われている金属(主に真鍮)が露出したり、K14に含まれる金属(主に銀、銅、亜鉛など)が反応してしまう方はアレルギーが出る場合もありますのでご注意ください。
お手入れ方法
着用後は毎回、汗や皮脂などの汚れを落とすため柔らかい布で優しく拭く習慣をつけると、きれいなまま長持ちします。
汚れが付いたまま放置すると、徐々に腐食や酸化が進んでしまい黒ずみや変色の原因になります。
柔らかい布はハンカチなどでもいいのですが、メガネ用クロスやパール用クロスがおすすめ。
これらは研磨剤も入っておらず、極細の繊維が汚れをよく取ってくれます。
気を付けたいのはシルバー磨き用クロスなど、研磨剤が含まれているクロスは表面の金層を削ってしまうため、お避け下さい。
黒ずみが気になるようになってしまったら、金専用の液体クリーナーを使ってみてください。
また、長期間使わない場合は、クリーニング後、小さなチャック付きの小袋に保管しておくと空気や汚れにさらされず輝きが保たれます。
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