ムーンストーンと呼ばれる石たち
6月の誕生石であるムーンストーン。
角度によって浮かび上がる青白い光がとても神秘的な雰囲気の宝石ですよね。
昔の人々は月の光が宿ったものと信じていました。
実は宝石として流通しているムーンストーンとは、一つの石を指す名ではありません。
細かく書くとどんどんややこしくなるのですが、多種多様な石が属する長石グループがあり、その中でもおおまかにアルカリ長石類と斜長石類にわけられます。
本来のムーンストーンというと、このアルカリ長石類のなかでシラー効果が表れるものを指します。
(シラー効果…石の中の層に光が反射して青や白色が浮かび上がること)
そして、レインボームーンストーンとは斜長石類のなかのホワイトラブラドライトやアンデシンラブラドライトを指す、流通名です。
ムーンストーンとレインボームーンストーンは、同じ長石グループではあるものの、鉱物学的には違う種類の石なんですね。
ブルームーンストーン
アルカリ長石類のムーンストーンのなかで、ブルーのシラーが浮かぶものをブルームーンストーンと呼び、とても人気の石でした。
ですが現在は産出されなくなり、かわりに斜長石類のホワイトラブラドライトやペリステライトがブルームーンストーンとして流通するようになったのです。
アルカリ長石、斜長石にかかわらず、質が高く美しいブルーのシラーが浮かぶものは大変価値のある宝石として扱われています。
パワーストーンとしての効果
ムーンストーン
宝石言葉は「健康」「幸運」「悪を払う」など。
月は女性のシンボルと言われており、月のパワーを秘めているムーンストーンは女性をサポートすると言われています。
レインボームーンストーン
宝石言葉は「直観」「創造」「予知」など。
ネガティブなエネルギーからの解放、ひらめき力UPの効果があります。
お手入れ方法
※ムーンストーンは層状になっている鉱物の為、衝撃を与えると層の方向に割れやすいです。
指輪などは特にぶつけないようご注意ください。
基本的には毎回着用後、研磨剤の含まれない柔らかい布でふき取ってください。
それでも汚れが落ちない場合は、人肌程度のぬるま湯に中性洗剤を入れ浸しながら歯ブラシなどで優しくこすります。(長時間浸けたままにはしないでください。)
最後によくすすぎ、水分をふき取ります。
超音波洗浄機は場合により石にダメージを与えるので、避けていただいたほうが無難です。
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